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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 R2年6月号 編集後記

新型コロナウイルス感染症に対して「非常事態宣言」が解除されたとしても今後 “不要・不急の外出を控えましょう”の解釈に「歯科の定期健診」を入れてしまうことが正しいのでしょうか。いま、まさに子どもたちの中では不規則な生活リズムから不健康な状態(教育・栄養・運動の不足、肥満・外傷・むし歯の増加など)が続いています。今まさに口の中から、からだ全体の健康を守る「歯科の定期健診」は“必要・火急”になっているのではないでしょうか。
この先、各教室の空調が完備された小中学校(地域差はありますが)では夏休みはほとんどなくなるのではないでしょうか。そのようになると、小児歯科医院では小中学校の学童や生徒たちの定期健診や治療が午前中から全く出来なくなってしまいます。当院ではすでに7月後半から8月いっぱいまで朝から夕方まで定期健診の予約患者さんで埋め尽くされています。まして土曜日も授業が入るとなると、定期健診予約患者を今後どのように分散していこうかと苦慮しています。診療時間・スタッフの勤務体制などを変えるとか何らかの手立てを考えなくてはなりません。皆さんはどうされていますか?
私事で申し訳ありませんが2005年8月から始めた編集後記も今号(179回目)で最後になりました。もっと明るい話題で終わりたかったのですが、長い間ご理解・ご協力ありがとうございました。“皆さん コロナに負けるな!!”

(J.T)

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