小児歯科臨床 R元年10月号 編集後記
沖縄県浦添市が深夜の子連れ外食を条例規制するか検討中とのこと。
近ごろ、若者が深夜(青少年保護育成条例では夜の11時から朝4時頃まで)に街で闊歩している光景はよく見ます。しかし、ここでいう“子連れ”はせいぜい幼児から小中学生あたりの子どもを連れての外食を言っているのでしょう。
条例賛成派は「子どもの睡眠時間が少なくなる」、「たばこやお酒に慣れてしまう」、『酔った人の言動が心配』といい、その反面、規制に反対派は「家族のコミュニケーションの場になっているから」、「共働きで夜遅くに食事をつくる時間がないから仕方がない」「規制すると子どもだけを家に置いていく親が増えそう」と深夜の“子連れ”外食・条例規制にいろいろ賛否の声が飛び交っています。
確かに夜遅く、幼い子どもを連れまわしている家族が多くなっているのには気になりますが、個々の家庭の背景を無視してこれを条例で規制するのは難しい話ですね。皆さんはどう考えられますか。
(J.T)