小児歯科臨床 H30年10月号 編集後記
秋といえば、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋そしてスポーツの秋ですね。スポーツと言えば秋は運動会。それが秋じゃあ暑すぎるとなって運動会シーズンが5月に移動・定着しだしました（地元の川西市では25％）。
その理由の一つ目に考えられるのは「2学期の行事の分散化」でしょうか。秋には運動会以外に遠足、学芸会、音楽会、文化祭など校内行事が満載しています。どれも秋の開催にはぴったしですが、練習や準備などで他の授業時間の縮小につながっているようです。できたら一つでも1学期に持っていけたらということなのでしょうね。
春に運動会をするに至った理由の二つ目は「残暑による熱中症リスクの軽減」を図りたいということでしょうか。2学期に入ってすぐ、炎天下の校庭で、運動会の繰り返し練習は体力の少ない低学年の児童たちにとっては厳しく、熱中症の危険が十分に考えられます。まあ、こんなところが運動会を1学期に持っていく傾向になってきたのでしょう。でも小学新1年生にとってはつらいですね。5月ではまだほとんどクラスの仲間とは十分に馴染めていない中での運動会ですものね。なんとか楽しい運動会が消えることなく続くことを願っています。
（J.T)
