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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H29年11月号 編集後記

9月はじめ、久しぶりにモンゴル歯科探検隊(隊長:黒田耕平先生 神戸・なでしこ歯科)に参加。首都ウランバートルに5日間行ってきました。訪問は5年ぶり、9回目ぐらいになります。
1990年、モンゴル人民共和国はソビエト連邦崩壊とともに社会主義から民主主義国家モンゴル国に。その結果、色んな環境の変化を諸に受けたのが、モンゴルの子どもたちです。この20余年で社会主義の頃に比べ、食料の流通が自由なり、結果、食習慣が激変したとのこと。今から約20年前、私が初めてモンゴルを訪れたとき、びっくり!すでにモンゴルの子どもたちは日本の半世紀前の子どもたちの口の中と同じ(むしばの洪水状態)になっていました。今もさほど変わっていません。
我々モンゴル歯科探検隊の活動は「日本人がやる活動」ではなく「モンゴル人の健康はモンゴル人自身の手で」をコンセプトに、我々はモンゴル人歯科関係者による自立の活動を支援してきました。
がんばれ!モンゴル国!!がんがれ!モンゴルの親たち!!
11月29日(日)大阪・なんばで、開催される第60回OSP研修会(TBホール於)で「モンゴル歯科探検隊 参加して20年 ~モンゴルの子どもたちから学ぶものは~」を報告します。ぜひ聞いてください。詳しくはOSP(大阪小児歯科専門医臨床研究会)のHP(申し込みはhttp://www.osp.ne.jp/kenshukai/)をご参照ください。

(J.T)

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