小児歯科臨床 H29年6月号 編集後記
私事ですが昭和54年6月4日に開業して39年。そして、息子と一緒に仕事を始めて2年。生後8か月になる子(孫娘)がいる息子の提案で、母親教室の一部に「授乳室」(約1坪)を作りました。オムツ替え用の台は20数年前に女子トイレに設置していましたが、今まで授乳は待合室でもできるものと考えていました。ところが子どもに付き添ってくる最近の若い父親‟イクメン”は狭い待合室で他の母親たちに囲まれていてもあまり気にしないで、じっと待っておられる風景が見慣れるようになりました。そうなると、赤ちゃんを抱えたお母さんは他の男性のそばではおっぱいをあげ難くなってきているのが現状のようです。後で分かったことですが、わざわざ車まで行って授乳させていた方もおられました。今は1日、数人の方が新しくできた授乳室を利用され、好評を得ています。私の世代ではせいぜい、父親は‟あっしいくん”で、車の中か医院の外で待つくらいしか考えられなかったので、この提案は全く思いつかないことでした。ぼつぼつ、私も今の時代について行かれないのか・・・あ~ぁ!バトンタッチが近づいてきたようです。
(J.T)