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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H29年2月号 編集後記

昨年も食事中の窒息事故が子どもに多発しました。そのうちの1件は8月、愛媛県四国中央市の10歳女児(小学4年生)が野外活動中の昼食時にウインナーソーセ-ジをのどに詰まらせて死亡したもの。
3歳以下の乳幼児ならまだ噛む、飲み込むなどの機能が未熟で、親の監視が必要でしょうが、小学生にもなって、今回のウインナーやその他、パン、ミニトマト、ピーナッツ、みたらし団子、リンゴ片、ブドウなど、予想がつかない食べ物などで不慮の事故により子どもが死亡する!
“それ?どう言うこと!”
近頃の子どもたちは小さいうちから手づかみ食べなどを通して感覚機能の五感(視覚・聴覚・触感・味覚・嗅覚)をしっかり培うことをさせてもらっていない結果でしょうか。
窒息につながりやすい子どもの食べ方のクセは4つあり。


  1. 食べ物を奥に押し込もうとする
  2. 早食い
  3. 遊び食べ
  4. おしゃべり

できるだけ早いうちから十分に保護者(親に限らず、周囲の大人たち)が食べ方(模倣食べ)など教えてやんなきゃあ。
子どもには罪はない!がんばれ!大人たち、責任重大ですぞ!

(J.T)

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