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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H26年11月号 編集後記

みなさんは「人口病」という名の病気を聞かれたことがありますか。9月24日付の日本経済新聞朝刊に「人口病に克つ」という題目の記事で初めて知りました。 今、日本の総人口は1億2704万人で、ピーク時の’08年から104万人も減少したとか。世代のひずみがますます深刻になって、15~64歳までが400万人弱減り、65歳以上が400万人超増えたとのこと。人口減と高齢化が同時並行に急速に進行しているようです。先進国には例を見ない、この「人口病」が日本を覆い始めています。どのように克服するのかが今問われています。 出産可能な15歳から49歳までの一人の女性が一生涯で生む子供の数の平均数(合計特殊出生率)が‘05には最低の1.26人だったのが、徐々に増加傾向にあり、’13には1.43人にまで増えてきています。でも人口を維持するのに必要な2.07人には程遠い数値です。人口病を治すには国が少子化対策をもっとしっかりとって欲しいものです。未来を担う子どもたちがこれからどんどん増えていきますように(*゚▽゚*) m(_ _)m

(J.T)

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