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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H26年8月号 編集後記

当院の母親教室ではお母様からいろいろな情報を得ています。今、その中で興味ある話題は、赤ちゃんの離乳食準備期“ごっくん期”(まずスプーンに慣れて、おっぱいやミルク以外の味に慣れさせる時期)に最初に飲ませる飲み物の中身です。この35年間(1460回)の母親教室で聞いてみるとずいぶん変わってきました。今の母親が生まれたころは「果汁を薄めて」が主流。それがここ10年ぐらい前から「お粥のすりつぶし(重湯)」に変わってきて、今はそれが主流になっています。余計なことですが、昔(私が生まれたころ・・言いたかないが70年ぐらい前)は「味噌汁の上澄み」でした。それは今の母親は知らないことですが。近々、この半世紀で日本人の「食」を激変させた背景を赤ちゃんの離乳食のスタートから考える特集を組んでみたいと思います。ご期待ください(“そんなん おもろいんか?”と言わんでね)。

(J.T)

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