小児歯科臨床 H26年6月号 編集後記
最近の報道で、共働き家庭の増加に加え、健康志向から《朝食はしっかり》というニーズが高まり、「ソトアサ族」が急増しているとか。「ソトアサ族」とは何ぞや? 朝食を家で摂らないで、外で摂る人たちのことらしい。インタネットによる調査(アサヒ飲料)で、働く20~30代の男性1200人が回答。朝食を作らないで、外で食べる人が52.7%。そのうち会社で食べる「席朝族」が60.6%と、通勤途中で摂る人を上回っているとか。かつて、のんびりと喫茶店でモーニングサービスを楽しむビジネスパーソンが少数派になったよう。朝食にかける費用は一食おおよそ平均338円ぐらい。人気のヘルシー朝食店ではワンコイン(500円)で25種類の野菜や果物を、美容健康ジュースと、名を打って出している店もある。「夜より朝の方が大切」と考えている若者たち、こんな家庭で育つ将来を担う子どもたちは朝ぎりぎりまで寝させられて、朝食抜きで保育園に・・・が増えているのが現状だとしたら、困ったものだ。健康志向と、何か矛盾を感じませんか。理解したくないですね。皆さんはどう思われますか。
(J.T)