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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H26年5月号 編集後記

早いもので、今年もあと1ヶ月で半年が過ぎます。私事で恐縮ですが、来月4日には医院開設35周年を迎えます。振り返れば、長いようで、短い。短いようで長い35年でした。その間、ずうっと、しつこく(関西弁:ひつこく)毎週水曜日、母親教室を続けてきました(4月末で1458回)。前期高齢者の真っただ中(70歳)の私にとって、これもボケ(認知症)防止に役立っているのかもしれませんが、いつまで続けられることでしょう。まさしく“継続は力なり”ですね。
半世紀近い前の小児歯科臨床と比して、今、齲蝕の激少、歯肉炎・歯列不正の激増で、診療体系はおおきく変わってきています。これからの小児歯科は今までのような“疾患”を追いかけてきた『医療』から“健康”を維持するまさしく『保健』が主流になっていくことでしょう。来年には愚息(長男)が大学院を卒業して、一緒に小児歯科をやってくれる予定です。
これからどんな医療体制になるのか、期待に胸ふくらませながら、ちょっと不安な今日この頃です。

(J.T)

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