小児歯科臨床 H22年12月号 編集後記
短い秋があっという間に終わり、もう師走。みなさんにとってどんな1年でしたか。
私のかかりつけ医として、長年お世話になっている内科医の息子さんと久しぶりにお会いした。21年ぶりとか。彼が歯科大学の学生さんだったころ、実習に抜歯牙が必要となり、私の診療所に取りに来て以来だ。
東京で、長く勤務し、このたび、私の近くで開業するとのことで、挨拶に来られた。近頃の若い先生は歯科医師会に入会することなく、顔を見せることも無く、黙って開業するのが増えた。困ったことだ。「地域保健に貢献したい」として、開業するからには1歳6ヵ月健診や3歳児健診そして学校歯科など保健行政とのかかわりはしっかりしてほしいものです。むかしの一時期には入会拒否の手段に入会金を吊り上げていったこともあったが、今はどんどん値下げしているところも多い。これからは地域の医療バランスを考えながら、仲良く切磋琢磨しながら、がんばっていかなければなりませんね。
(J.T)