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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H22年1月号 編集後記

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいいたします。
2年前、新しい言葉“ロコモ”(運動器症候群:ロコモティブ シンドロームlocomotive syndrome)を日本整形外科学会が提唱しました。
ロコモは「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になることで、「メタボ」や「認知症」と並び「健康寿命の短縮」、「ねたきりや要介護状態」の3大要因のひとつになっています。
当院が入っているビルの3階には子どもの体操教室があります。私は階段で4階にある医院へ。体操教室に通う子どもは母親と一緒にエレベーターで3階へ(何のための運動?)。診療室の中でも子どもの首を後ろにちょっと反って、口の中を診ようとすると、すぐに“くびが痛い!”という。
小さい頃から運動不足にしていると身体機能はどんどん衰え、“ロコモ”はどんどん若年化します。“ロコモ”は「国民病」とまで言われだしました。今年から診療が終わったら、子どもたちに、むかし流行った“ロコモーション”(ちょっと古すぎない?)を踊りながら“腹筋と懸垂”ぐらいして帰すようにしましょうか?!

(J.T)

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