小児歯科臨床 H20年8月号 編集後記
今 夏、真っ盛り!みなさんいかがお過ごしですか。
夏の風物詩と言えば海水浴、盆踊り、花火、町内の大掃除等など・・・。いやあ!ふるぅ~!(古い)我々の時代では、この光景で共通して目に浮かぶ食べ物が、「スイカ」です。海ではあちらこちらで奇声をあげながら目隠しをした若者や子どもたちが“スイカ割り”に興じています。町内の花火や盆踊りでは出店の前の縁台に腰掛け、大きく切ったスイカにかぶりついています。大掃除が終わった家では打ち水をした縁側で首には手ぬぐいを巻き、目の前に置かれたお盆の中に、スイカの種を吐きすて、時には口に含んだ種を庭先の木を狙って、みんなで、吹き飛ばしっこ。それに反し現代っ子たちは浜辺の横にあるプールで泳ぎ、“スイカ割り”なんか見たことない。家で食べるスイカも種無しスイカ。かぶりつくことなく、器に小さく切ったスイカをフォークかなんかで食べる。たぶん子どもたちはスイカの現物の姿を知らないまま、夏がまた終わってしまうのでしょうか。
(J.T)