小児歯科臨床 H20年6月号 編集後記
庭（小生の坪庭では無理ですが）には紫陽花の花が咲き乱れている今日この頃ですが、みなさんお元気ですか。
開業準備をしていたある日、静岡の某歯科医院へ見学に行ったときのことです。当時は各ユニットが隔壁で囲むのが流行りだした頃で、院内は狭い通路。その途中の壁に、はがき大の小さな花の絵の額が飾ってありました。その絵の小さなサインに何気なく目をやると【ピカソ】と記されているように見えました。院長さらっと曰く、「ピカソのほんもんです。800万円！安かったですよ。」「ぎゃあ！おれは開業したら、ほんもんの花を飾りまくってやろう」
開業以来、29年間、院内あちらこちらに生花を週2回（月・金）入れ替えて飾ってきました。今になると、800万円はとっくにオーバーしていますが、みなさんにとって心に残るのはどちらですか。やっぱ、ピカソ！？
（J.T)
