小児歯科臨床 H19年6月号 編集後記
梅雨の候、しばらくうっとうしい日が続きますが皆様いかがお過ごしですか。
只今、少子時代、真っ只中ですが、ようやくいろいろな少子対策が採られだし、話題として、テレビや新聞紙上を賑あわせている。ある携帯電話会社が正社員の出産に際し、祝い金を超奮発。3人目で100万円、4人目で、300万円、5人目で500万円と発表して世間をあっと言わせた。待機保育児対策に一般家庭での保育サポートのボランティア募集も積極的に行政がやり出した。結構なことだが、中途半端な企画ではだめである。私の医院でも出産で退職した歯科衛生士が子育てしながら職場復帰を希望している。形からは産休になるのだが、いつ、どのような形で復帰できるか、本人もスタッフも院長も悩んでいる。なかなか条件が整わないために、埋もれた貴重な人材が"もったいない"。子育てしながらの女性の社会復帰はまだまだ遠いなあ。
(J.T)