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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H27年2月号 編集後記

近頃、左利き(サウスポー)の子がなぜか多いように思いますが、昔より増えたのでしょうか。それとも矯正しなくなったから目立つようになったのでしょうか。私も左利きですが、幼いころ、お箸は家庭で、鉛筆は小学校の先生に右手に強制的に矯正させられました(?)。それが今では両手使いが出来て、感謝・感謝です。左利きの子どもに出会ったら、こっそり言ってあげています。“
みんなに内緒でいいから、右手で持つ練習をしておいてごらん。きっと両手が使えるようになるよ。左利きは神様が与えてくれた特別の手だから・・・”と。何日か経って出会ったとき、その子は“今、練習しているけど、お箸も鉛筆も右手でちょっと使えるようになってきたよ”
と、とてもうれしそうに話してくれました。今はお習字も『滋賀習字』という個性を大事にする独特の教えからか、左手に筆を持って書いてもいいという指導者が出てくる時代になってきているようです。でも食事をするときに左利きの人は腕がぶつからないように左端に座らされている現状をみたら、せめて、箸とペンぐらいは右手で使えたら便利なのになあ!みなさんはどのようなお考えをお持ちでしょうか。

(J.T)

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