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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H21年3月号 編集後記

通勤途中の桜の木のつぼみもずいぶん大きく膨らみました。みなさん元気ですか。
先日、新患で2組続けて3人目のお子さんをお連れになりました。
2組とも3歳を過ぎて、むし歯を作ってからの来院。上のきょうだいはすでに管理中。“もっと早く連れてきてくればよかったのに”と言ったら、1組目のお母さんは “はい、分かっていたのですが、ついつい忙しくて”・・・・。もう1組目のお母さんは“経費節減のためで~す!”さらっと言われた。生活を直撃する景気悪化が子どもの健康管理にももろに出てきています。健診の“無キャン”も多くなってきました。健診は大事。続けて受けたい。でも・・・“うっかり忘れ”ではなく、“わざと忘れ”で再予約の電話。お母さんたちにとってせめて健診間隔だけでも少し伸ばしたい、という現れでしょうか。自分はさておいても“せめて子どもだけは・・”という親心までじわじわ経済情勢の悪化が小児歯科界にもおおきな波になって押し寄せてきています。みんながんばれ!!

(J.T)

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