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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H30年3月号 編集後記

近頃の子どもで気になることがあります。子どもを立たせたままで、後ろから口の中を覗こうと、こどもの首を後ろに反らすと、首筋がとても硬くて痛がります。また両肩を揉んであげると、とても気持ちのいい顔をします。何ってこった!まさしくこれは今、問題になっている子どものストレートネック(スマホ首)と肩こり。老人に多く見かけるロコモティブシンドローム(ロコモ症候群・運動器症候群)の予備軍が子どもたちに忍び寄っています。‟スマホ首“はタブレット端末やテレビやスマホによるゲームのし過ぎなどからきているのでしょうね。そして、最近の若い子たちのリュックサックの背負い方が気になります。今のリュックはランドセルと違い、肩ひもが長すぎるため、重心がお尻の方に下がっています。そのため、頭部を前方へ倒さなければバランスを保てなくなります。それが肩こりや腰痛につながっているように思います。
昔のおんぶ紐でおんぶされた赤ちゃんは母親の肩越しに顔が見られましたが、今は前・後兼用になっているため、親子双方に無理が来ています。なんとかしなきゃあ!未来の子どもたちが危ない!!

(J.T)

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