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理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H23年1月号 編集後記

新年明けましておめでとうございます。
本月刊誌の平成21年9月号に「子どもたちに完全米飯給食を目指して」と、昨年9月号に「食育最前線“弁当の日”」と題して、筆者が特集を組みました。それなりに良い企画だったと自負しています。最近の学校での子どもたちの食育、食事情を検証し、いろいろな角度から提唱もしました。学校の給食費が払えない家庭もあろうが、払わない家庭もある現状。去る12月4日の朝日新聞朝刊「天声人語」では学校給食を取り上げていました。結語で“・・・3年前、子どもの7人に一人が貧困下にあった。今はより深刻だろう。どの子にも腹いっぱい食べさせ、しっかり学んでもらうのは、国の責任でもあるが、父母が、教育に向き合っていることが大前提。この日本、ふざけた大人を税金で養う余裕はない。”と記しています。全く、その通りだと思います。今、「親」の責任が求められています。
これから将来を担う子どもたちの学校給食、強いては家庭の食生活がどのように変わっていくのか、不安と期待で1年が始まります。

(J.T)

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