初めての方へ

理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H22年10月号 編集後記

猛烈な残暑がようやく過ぎ、ちょっと秋らしくなってきましたが、今年はどんな冬がやってくるのでしょうか。みなさんいかがお過ごしですか?
先日、ある会で15年ぶりに、矯正専門で開業(名古屋市内で40年弱ぐらい)されている先輩にお会いしました。先生曰く“徳ちゃん(筆者の愛称)、ぼくね、今、開業していて楽しいわ”、“えぇ?こんな不景気のなかでですか?”
世間一般、矯正科は患者さんの矯正が終わり、保定(後戻り防止)の為のリテイナーを装着して、ほぼ2年経つと“略治”とし、患者さんとはそこで縁が切れるシステムが多いようです。先輩はその後も年2回は呼び戻し、咬合チェックとPMTC(クリーニングだけで、治療はしない)で、ず~と縁を繋いでいるとのこと。その甲斐あって、新患が途切れないそうです。成人矯正もやるので、今は3代目の患者さんもくるという。矯正科の生き残り作戦も、基本は小児歯科と一緒で、一生涯、「口からからだの健康保持・育成」ですね。

(J.T)

初めての方へ