初めての方へ

理事長の編集後記Director's postscript

小児歯科臨床 H18年3月号 編集後記

 激寒の冬があっという間に通り過ぎ、もう「桃の節句」、春ですね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私が大学を卒業したS44年ごろの歯科医療にエアータービンの切削器具がようやく浸透し始めたころでした。学生実習でも生卵の表の殻に“フェザータッチ”で名前を書く練習をしたことを思い出します。S54年に開業したときに、近くに足ふみエンジンをまだ使って臨床をされている先生がおられる聞き、見学した覚えがあります。江戸時代の柘植の木の入れ歯がプラスティクの入れ歯に、そしてようやく、インプラント時代に入ってきました。来年度には平成生まれが歯科大に、衛生士学校に入学してきます。「歯を削って→つめて→被せて→抜いて→入れ歯を入れる」そんな歯科医療から「歯を削らない」医療に『レーザー』はどんなポジションを取ってくれるのでしょうか。

(J.T)

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