1: |
水分の含有量が少ない。よく噛まないと飲み込めない。
水分の少ない食物は唾液分泌を促進する。例えば,フランスパン、丸干しいわし
は,唾液量が十分でないと嚥下できない。水分の量が多ければ噛まずに飲み込み
易い。また食事中は,お茶や水を飲まない。水で流し込み食べをすることを水洗
式咀嚼と言う。
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2: |
細かく切られていない大きな塊を与える。食物形態が大きく、包丁のかわりに
前歯を使い噛みきらなければならないもの。前歯で噛み切る食物は咀嚼回数が
自然に増加する。
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3: |
皮のついている食品:皮付きリンゴは皮なしリンゴの約2倍の咀嚼回数になる。
パンのミミなしとミミ付きも同様である。
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4: |
加工されていない食品。食材を,長時間煮込むほど,水分を吸収し軟らかくなる
ので,加熱時間を短くする。
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5: |
おふくろの味:煮物などの昔からのわが国の食事。あらかじめ袋に入っている
"お袋"の味ではない。
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6: |
歯ごたえがある食べ物は,舌もよく動いている。舌が動くことは,舌小帯が
動くことであり,この動きがポンプ作用となり,舌下腺からの分泌量が増加する。
また咀嚼運動も,ポンプ作用で耳下腺・顎下腺の唾液分泌量を促進させる。
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7: |
現在,唾液流出量,唾液緩衝能を高めるガムを試作中である。
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