「~寒い季節に増える歯の外傷 けがをしたらすばやい処置を~」


 最近の幼稚園や小学校での事故の七割以上は、肩から上のけがです。そのうち、なぜか11月と2月は転倒などによる歯の外傷が多くなります。

歯をぶつけて、見た目は外傷が見当たらなくても、二日から二週間で歯の透明感が無くなり、表面の色が黒ずんでくることがあります。
この場合、歯の神経に異常があるので、早めに歯科医院で治療を受けましょう。

衝撃で歯の一部が欠けたときは、欠けた部分を牛乳かコンタクトレンズ用保存液(水は不可)に漬けて、すぐに歯科医院に持って行きましょう。
保存状態などが良ければ接着することができます。また、神経が露出するほど大きく欠けたときは、神経の処置が必要です。

歯が脱臼してぐらぐらする場合や完全に脱落した歯でも二、三時間以内で、牛乳などに保存していれば、条件によっては、元の位置に整復固定できる場合があります。
早めに歯科医院に持って行きましょう。歯が保存不可能な場合は、抜歯して入れ歯などの治療を行います。
乳歯の場合は、永久歯が生えてくるまでの一時的な入れ歯、永久歯の場合は恒久的な処置となります。

「小さなけがは大きなけがのワクチン」といわれています。
寒い冬も薄着で大いに遊ばせ、上手な転び方を自然に学ばせるようにしましょう。


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今回の記事は、川西市広報に隔月に掲載される「歯を大切に~噛む かむ カミング 健康づくり ひとくち 30回運動~」のコーナーにおいて、私(院長 徳永)が担当しました『歯の外傷』で掲載されたものです。