とくなが

 「口腔機能を考える」
  2012/7/10

 
 口腔領域で機能を大きく二つに分けると摂食・咀嚼・嚥下機能と発語・構音機能に分けることが出来ます。それぞれが協調的に十分に機能を発揮して、働いてくれる必要があります。しかし、近ごろはそのバランスが崩れていることが多く見られるようになりました。今回はそこに焦点をあわせてみました。

今回の企画は「口腔機能を考える」 と題して、じっくり、現代の子どもたちの口腔機能をも考察しながら、将来を担う子どもたちが健やかに、明るく、楽しく育っていくヒントを得たいと思います。そこで、その分野でご活躍の専門の先生方に最新の情報を寄稿していただきました。

1.明海大学歯学部生理学教授の村本和世先生には「口腔機能を考える」と題して、現代の子ども達の口腔機能の変化や将来展望を踏まえ、正常な口腔機能全般を総論的に執筆していただきました。

2.昭和大学歯学部小児成育歯科学教授の井上美津子先生には「口腔のはたらきと役割」と題して、「食べる機能」の発達を中心に、乳幼児期の歯・口の発育と口腔機能の発達について示唆していただきました。

3.福岡市博多区で内科医として開業されている今井一彰先生には「呼吸器としての“口腔”を考える〜あいうべ体操について〜」と題して、お口の体操“あいうべ体操”で口の周りの筋肉を鍛え、舌位の改善を行い、口呼吸から正しい鼻呼吸につなげることで、さまざまな病気の改善に役立てるという興味ある話をご紹介していただきました。

4.明海大学歯学部小児歯科学教室教授の渡部茂先生には「唾液の機能〜口腔で歯を育て守る〜」と題して、唾液の歯を守る機能、すなわち、エナメル質にミネラルを補充する仕組みなどについて詳しく解説していただきました。

5.岡山大学歯学部小児歯科学教室講師の岡崎好秀先生には「ダーウイン医学からみた口腔の進化と機能」と題して、多くの口腔機能が進化の中でどのような背景で誕生し,どの時代に獲得したかを明確にしながら、口腔機能やその周辺器官の進化を中心に述べていただきました。

 諸先生方には大変お忙しい中、執筆していただき、誠にありがとうございました。紙面をお借りして、厚く御礼申し上げます。

「月刊 小児歯科臨床」(H24年7月号)特集企画 寄稿

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